設立趣意

近年、コンテンツ作品を巡る聖地巡礼型の観光行動が活発化を見せている。
映画のロケ地巡り、大河ドラマ観光、マンガ、アニメの聖地巡礼などなど数えれば切りのない状況にある。定住人口が今後、減少していく日本では交流人口を増やすことが極めて需要になってきている現在、自治体を始めとして様々なアクターがコンテンツツーリズムの施策に積極的に取り組み始めている。

コンテンツツーリズムとは、地域に「コンテンツを通じて醸成された地域固有のイメージ」としての「物語性」「テーマ性」を付加し、その物語性を観光資源として活用することである。

本学会では、研究、調査、考察はもとより事業化も視野に入れて議論していく方向性を目指したい。ゆえに本学会は研究者以外の事業者にも幅広く門戸を広げていきたいと考えている。議論の場だけではなく、情報交換の場として地域の活性化に寄与していくことを最終目的として掲げたい。

 

コンテンツツーリズム学会会長・法政大学大学院政策創造研究科教授
増淵敏之

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